“こうぜい”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
行成50.0%
貢税40.0%
公税10.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
「すけまさ」と云うのは二男の佐理のことであるが、これはあの行成こうぜい道風とうふうと並び称せられた能書家の佐理とは違う。
少将滋幹の母 (新字新仮名) / 谷崎潤一郎(著)
「いや、自分らは政所まんどころ直属の者でおざる。つまり貢税こうぜいの急務をおびて、当地のみならず、東国諸所へまかりくだるもの、いちいちの先触れなどはしておらぬ」
私本太平記:08 新田帖 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
高田たかたしろ大手先の広場ひろばに、木をかくけづり尺をしるしてたて給ふ、是を雪竿さをといふ。長一丈也。雪の深浅しんせん公税こうぜいかゝるを以てなるべし。
○此地近年公税こうぜいきくにいたれども、米麦を生ぜざるゆゑわづかみつぎをなす(鐁役かんなやくといふ)にいたりて、信濃と越後とのの村名主の支配をうけ、旦那寺をも定めたれど