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行成
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こうぜい
ふりがな文庫
“
行成
(
こうぜい
)” の例文
ことに
行成
(
こうぜい
)
を
品隲
(
ひんしつ
)
し、世尊寺をあげつらうほどの娘ですから、女にしてこれだけの文字が書けるということ、そのことにある
嫉
(
ねた
)
みを感じ
大菩薩峠:39 京の夢おう坂の夢の巻
(新字新仮名)
/
中里介山
(著)
「すけまさ」と云うのは二男の佐理のことであるが、これはあの
行成
(
こうぜい
)
や
道風
(
とうふう
)
と並び称せられた能書家の佐理とは違う。
少将滋幹の母
(新字新仮名)
/
谷崎潤一郎
(著)
空海
(
くうかい
)
、
道風
(
どうふう
)
、
佐理
(
さり
)
、
行成
(
こうぜい
)
——私は彼等のいる所に、いつも人知れず行っていました。彼等が手本にしていたのは、皆支那人の
墨蹟
(
ぼくせき
)
です。しかし彼等の
筆先
(
ふでさき
)
からは、次第に新しい美が生れました。
神神の微笑
(新字新仮名)
/
芥川竜之介
(著)
手紙を書き出しているのです——その文言を調べてみると——お銀様は
行成
(
こうぜい
)
を学んで手をよく書き、文章も格に入っているのだが、便宜上、その文言を現代的に読んで行ってみると
大菩薩峠:37 恐山の巻
(新字新仮名)
/
中里介山
(著)
日和
(
ひより
)
のいい時、気分の晴れた時には、日当りのいい書斎の、窓の明るい、机のきれいな上に、
佐理
(
さり
)
、
行成
(
こうぜい
)
だの、弘法大師だの、或いはまた
羲之
(
ぎし
)
、
献之
(
けんし
)
だのを師友としているところを見れば
大菩薩峠:32 弁信の巻
(新字新仮名)
/
中里介山
(著)
行
常用漢字
小2
部首:⾏
6画
成
常用漢字
小4
部首:⼽
6画
“行成”で始まる語句
行成風
行成大納言
行成様