“げんえき”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
元益50.0%
玄益50.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
以てはかる時は君子と雖も計り得るにやすしとかや扨も山田元益げんえきはお光の婚姻こんれいさまたげるため此小西屋の店へ來り癲癇てんかんなるよし餘所ながらはなし出せば主個あるじ
大岡政談 (旧字旧仮名) / 作者不詳(著)
もて營業と爲ぬ又同町に山田元益げんえきといふ醫師いしやあり是はれ庄兵衞が兄にて幼名をさなゝを庄太郎といひしが性來しやうらいからぬ品行おこなひありて賭博とばくを好みさけを飮み親に苦勞くらうを掛ることも度々あれば父はいか久離きうり
大岡政談 (旧字旧仮名) / 作者不詳(著)
はじめとして並居る一同母親はゝおやのお勝もさては其の醫師は元益なりしかと計りにあきれてかほを見合せゐたりぬ忠相たゞすけぬしは呼び出せし和吉に言葉ことばはあらずして元益げんえきの方へ打向ひ其方最前さいぜんも申す通り仁術にんじゆつ
大岡政談 (旧字旧仮名) / 作者不詳(著)
「福山の町医馬屋原玄益げんえきなるもの、享保廿一年神農の像を彫刻し、封内の医師五十人と相はかり再建し侍り。」
伊沢蘭軒 (新字旧仮名) / 森鴎外(著)