“げきかう”の漢字の書き方と例文
語句割合
激昂100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
左様さうだ/\、がうも疑ふ所は無い」と松本は愈々いよ/\激昂げきかうしつ「現に今度の九州炭山の一件でも知ることが出来る、本来ならば篠田が自身に出掛けておほい煽動せんどうせにやならないのだ、 ...
火の柱 (新字旧仮名) / 木下尚江(著)
伊藤公追弔演説會以來のひと激昂げきかうを思はずまた參禪論に於いてした爲め、神經が再び非常に過敏になつてゐるのが、今、路上の放浪者として、初冬はつふゆのしめツぽさと冷氣とに當つて
泡鳴五部作:05 憑き物 (旧字旧仮名) / 岩野泡鳴(著)
かれ其後そのご病院びやうゐんに二イワン、デミトリチをたづねたのでるがイワン、デミトリチは二ながら非常ひじやう興奮こうふんして、激昂げきかうしてゐた樣子やうすで、饒舌しやべことはもうきたとつてかれ拒絶きよぜつする。
六号室 (旧字旧仮名) / アントン・チェーホフ(著)