“けいげん”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
慶元28.6%
眭元14.3%
啓原14.3%
啓源14.3%
経元14.3%
輕減14.3%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
慶元けいげん以還、民間俗楽ぞくがく種々起り、楽器もまた増加し、古昔こせきに比すればいっそう進みたりというべし。しかれども、おおむね卑俚ひり猥褻わいせつにして、士君子のめでるに適せず。
国楽を振興すべきの説 (新字新仮名) / 神田孝平(著)
この淳于瓊というのは、生来の大酒家で、躁狂広言そうきょうこうげんのくせがある人物だったから、その下に部将としてついて行った呂威りょい韓筥子かんきょし眭元けいげんなどは
三国志:06 孔明の巻 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
副将の眭元けいげんは行方知れず、趙叡ちょうえいは逃げそこねて討ち殺された。
三国志:06 孔明の巻 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
そこで叔父は本草綱目ほんぞうこうもくとか植物啓原けいげんとか賤爪木しずのつまぎとか、そのほか聞いたこともないような書目を並べて、それを証明してみせる。
滝口 (新字新仮名) / 山本周五郎(著)
花は、率直そっちょくにいえば生殖器せいしょっきである。有名な蘭学者らんがくしゃ宇田川榕庵うだがわようあん先生は、彼のちょ『植学啓源けいげん』に、「花は動物の陰処いんしょごとし、生産蕃息はんそくとりて始まる所なり」
植物知識 (新字新仮名) / 牧野富太郎(著)
間もなく郷試があったので、朱もそれに応じてみると第一等の成績を得、秋の本試験には経元けいげんに及第した。
陸判 (新字新仮名) / 田中貢太郎(著)
これ畢竟ひつきやう地震ぢしんたいする災害さいがい輕減けいげんするがためであるとかいしてくれた。
日本建築の発達と地震 (旧字旧仮名) / 伊東忠太(著)