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ぐんしょう
天下の
羣小を
麾いで、いたずらにタイモンの
憤りを招くよりは、
蘭を九
畹に
滋き、
蕙を百
畦に
樹えて、
独りその
裏に
起臥する方が遥かに得策である。余は公平と云い
無私と云う。
後、太子
高熾の
羣小の
為に
苦めらるるや、告げて曰く、殿下は
但当に誠を
竭して
孝敬に、
孳々として民を
恤みたもうべきのみ、万事は天に在り、小人は意を
措くに足らずと。識見亦高しというべし。
「いや。わたくしは
群生を福利し、
憍慢を
折伏するために、
乞食はいたしますが、療治代はいただきませぬ」