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無私
ふりがな文庫
“無私”の読み方と例文
読み方
割合
むし
100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
むし
(逆引き)
昔より
私
(
わたくし
)
なしという言葉は公平なる態度を現すに用いられるが、
無私
(
むし
)
というは狭い
量見
(
りょうけん
)
のない、
己
(
おの
)
ればかりが正しいのでない、また
己
(
おの
)
れの利益のためでないという意味である。
自警録
(新字新仮名)
/
新渡戸稲造
(著)
天下の
羣小
(
ぐんしょう
)
を
麾
(
さしまね
)
いで、いたずらにタイモンの
憤
(
いきどお
)
りを招くよりは、
蘭
(
らん
)
を九
畹
(
えん
)
に
滋
(
ま
)
き、
蕙
(
けい
)
を百
畦
(
けい
)
に
樹
(
う
)
えて、
独
(
ひと
)
りその
裏
(
うち
)
に
起臥
(
きが
)
する方が遥かに得策である。余は公平と云い
無私
(
むし
)
と云う。
草枕
(新字新仮名)
/
夏目漱石
(著)
無私(むし)の例文をもっと
(2作品)
見る
“無私”の意味
《名詞》
個人的な利益を考えないこと。私心がないこと。
(出典:Wiktionary)
“無私”の解説
無私(むし)とは、私心・我利・我欲・エゴなどの「自分のため」といった感情がない状態。
またはその人自身が他を認識する為のメジャー・私的計測基準などを排除して、他の存在自体・そのもの自体を認識できる状態のこと。
無私の境地で判断する事によって、そのもの自体をより確実に正確に認識できるようになる。日本の禅も、この無私の境地の訓練方法の一つである。
(出典:Wikipedia)
無
常用漢字
小4
部首:⽕
12画
私
常用漢字
小6
部首:⽲
7画
“無”で始まる語句
無
無暗
無頓着
無理
無垢
無花果
無事
無聊
無造作
無慙
“無私”のふりがなが多い著者
新渡戸稲造
夏目漱石