“ぐんかん”のいろいろな漢字の書き方と例文
カタカナ:グンカン
語句割合
軍艦71.4%
軍監28.6%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
けれども、日本人にほんじん自分じぶんたちの軍艦ぐんかんで、はじめて太平洋たいへいようをわたるのだというほこりがあるので、みんなちからをあわせて、あらしとたたかいました。
「これでごんごろがねもきっと爆弾ばくだんになるずらが、あんがい、四郎五郎しろごろうさんとこの正男まさおさんのからてき軍艦ぐんかんにぶちこまれることになるかもしれんな。」
ごんごろ鐘 (新字新仮名) / 新美南吉(著)
池田勝入、森武蔵は、前々から敵をあなどりがちな武勇自慢の者どもである。その方、軍監ぐんかんとして、よくよく心得おくように。機をあやまらずいさめよ。その段、肝要かんようのことなり。謹言。
新書太閤記:10 第十分冊 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
高松の城についで頑強と思われたのは、日幡ひはたの城である。ここには城兵が千余人もたてこもり、中国の豪将日幡景親かげちかがおり、また軍監ぐんかんとしては、毛利家の一族上原元祐うえはらもとすけがこれをたすけていた。
新書太閤記:07 第七分冊 (新字新仮名) / 吉川英治(著)