“景親”の読み方と例文
読み方割合
かげちか100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
相模国の住人、大庭おおばの三郎景親かげちかが関東八カ国随一の馬として献上したもので、黒い毛並だが額が少し白い、そこで望月もちづきと呼ばれた名馬である。
ほこるではござりませぬが、千坂は、祖先千坂景親かげちか以来、お付家老を命じられ、社稷しゃしょくの存亡にもかかわる大事の場合は、上杉家の太守とも同等の権をもって危急をはかるべしと
新編忠臣蔵 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
高松の城についで頑強と思われたのは、日幡ひはたの城である。ここには城兵が千余人もたてこもり、中国の豪将日幡景親かげちかがおり、また軍監ぐんかんとしては、毛利家の一族上原元祐うえはらもとすけがこれをたすけていた。
新書太閤記:07 第七分冊 (新字新仮名) / 吉川英治(著)