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くまな
ふりがな文庫
“くまな”の漢字の書き方と例文
語句
割合
隈無
100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
隈無
(逆引き)
さてはとその
邇
(
ちか
)
くを
隈無
(
くまな
)
く
掻起
(
かきおこ
)
しけれど、他に見当るものは無くて、倉前と
覚
(
おぼし
)
き
辺
(
あたり
)
より始めて
焦壊
(
こげくづ
)
れたる人骨を
掘出
(
ほりいだ
)
せり。
金色夜叉
(新字旧仮名)
/
尾崎紅葉
(著)
始め
位牌堂
(
ゐはいだう
)
より其下の
戸棚迄
(
とだなまで
)
がらり/\と
明放
(
あけはな
)
して見るに中には
古
(
ふる
)
びたる
提灯
(
ちやうちん
)
や
香奠
(
かうでん
)
の臺など有り夫よりして
臺所
(
だいどころ
)
部屋々々
(
へや/\
)
座敷の廻り次の間
茶
(
ちや
)
の間
納戸
(
なんど
)
雪隱
(
せついん
)
は申に及ばず床下迄も殘る
隈無
(
くまな
)
く尋ぬる處へ茂助も
息
(
いき
)
を
大岡政談
(旧字旧仮名)
/
作者不詳
(著)
両箇
(
ふたり
)
は一様に
睼
(
みむか
)
へて、待つとしもなく動かずゐたりければ、その前に到れる角燈の光は
隈無
(
くまな
)
く彼等を
曝
(
さら
)
しぬ。
金色夜叉
(新字旧仮名)
/
尾崎紅葉
(著)
家の内を
隈無
(
くまな
)
く尋ぬれども在らず、さては今にも
何処
(
いづこ
)
よりか
帰来
(
かへりこ
)
んと待てど暮せど、姿を
晦
(
くらま
)
せし貫一は、我家ながらも身を
容
(
い
)
るる所無き
苦紛
(
くるしまぎ
)
れに、裏庭の木戸より
傘
(
かさ
)
も
擎
(
さ
)
さで忍び出でけるなり。
金色夜叉
(新字旧仮名)
/
尾崎紅葉
(著)
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