“くださる”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
33.3%
下被33.3%
被下33.3%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
いずれも忠信の者どもにそうろうあいだ御回向ごえこうをもなされくださるべく候。その場に生残り候者ども、さだめて引出され御尋ね御仕置にも仰附おおせつけらるべく、もちろんその段人々にんにん覚悟の事に候。
四十八人目 (新字新仮名) / 森田草平(著)
新免無二斎しんめんむにさいの遺子武蔵たけぞうこと予而かねて追捕ついぶお沙汰中の所、在所の山道に出没し、殺戮さつりく悪業いたらざるなきを以て、見当り次第成敗仕る可者也べきものなり依而よって、武蔵調伏に功ある者には、左之通り、御賞おんしょう下被くださる
宮本武蔵:02 地の巻 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
丹羽、滝川、池田、蜂屋、細川、蒲生がもう、筒井など順次に拝儀は終った。——そして人と席とはそのまま、この夜——故信忠卿の御簾中ごれんちゅうより被下くださる——とあるおときへ移って酒宴となった。
新書太閤記:08 第八分冊 (新字新仮名) / 吉川英治(著)