“くださ”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
60.0%
被下40.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
『何か其方の本を、貸してくださいませんか? 今迄遂宗教の事は、調べて見る機会も時間もなかつたんですが、此夏は少し遣つて見ようかと思ふンです。幸ひ貴女の御意見も聞かれるし……。』
鳥影 (新字旧仮名) / 石川啄木(著)
「それでは今晩九時と決めましょう。庭の木戸でお待ち被下ください。九時ですよ。間違のないようにね。馬車は此方こっちから用意して行きます」
いたずら小僧日記 (新字新仮名) / 佐々木邦(著)
「義務と申して別段是非願う事もないくらいで、ただ御名前だけを御記入下さって賛成の意さえ御表おひょう被下くださればそれで結構です」
吾輩は猫である (新字新仮名) / 夏目漱石(著)