“追捕”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
ついぶ84.2%
つゐぶ10.5%
ついほ5.3%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
「今朝はやく、倉敷代官さし添いにて、木阪町奉行よりの使者がまいり、高松郷士早水秀之進に対する追捕ついぶの旨を申し達しました」
新潮記 (新字新仮名) / 山本周五郎(著)
追捕つゐぶの手は、京都江戸のみにとゞまらなかつた。第二次、第三次と、全国に亙る検挙網は布かれて、多数の志士が捕縛された。
二千六百年史抄 (新字旧仮名) / 菊池寛(著)
退路を断たれ、追捕ついほの軍は迫ってきた。押勝はやむなく我が子、辛加知からかちの任地越前に逃げ、塩焼王をたてて天皇と称し、党類に叙位して士気をあおり、そのはかなさに哀れを覚えるいとまもなかった。
道鏡 (新字新仮名) / 坂口安吾(著)