“きんぷん”の漢字の書き方と例文
語句割合
金粉100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
利助りすけ陶器とうき特徴とくちょうは、その繊細せんさい美妙びみょうかんじにありました。かれ薄手うすでな、純白じゅんぱく陶器とうきあい金粉きんぷんとで、花鳥かちょうや、動物どうぶつ精細せいさいえがくのにちょうじていたのであります。
さかずきの輪廻 (新字新仮名) / 小川未明(著)
と思うと、その煙の向うにけたたましく何かぜる音がして、金粉きんぷんのような火粉ひのこがばらばらとまばらに空へ舞い上りました。私は気の違ったように妻へ獅噛しがみつきました。
疑惑 (新字新仮名) / 芥川竜之介(著)
薄寒い二月の夜、月が町家ちょうかの屋根の上から出かかって、四方あたり金粉きんぷんいたような光がくんじます。