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火粉
ふりがな文庫
“火粉”の読み方と例文
読み方
割合
ひのこ
100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
ひのこ
(逆引き)
著者
寺石正路
(
てらいしまさみち
)
氏が明治三十二年の颱風の際に見た光り物の記載には「火事場の
火粉
(
ひのこ
)
の如きもの無数空気中を飛行するを見受けたりき」
颱風雑俎
(新字新仮名)
/
寺田寅彦
(著)
山風がどっと吹き
下
(
おろ
)
して、岩と岩との間を掻き廻すと、そこらに
積
(
つも
)
っていた真赤な落葉は、さながら
火粉
(
ひのこ
)
を散らすが如くに、はらはらと乱れて飛んだ。
飛騨の怪談
(新字新仮名)
/
岡本綺堂
(著)
と思うと、その煙の向うにけたたましく何か
爆
(
は
)
ぜる音がして、
金粉
(
きんぷん
)
のような
火粉
(
ひのこ
)
がばらばらと
疎
(
まば
)
らに空へ舞い上りました。私は気の違ったように妻へ
獅噛
(
しが
)
みつきました。
疑惑
(新字新仮名)
/
芥川竜之介
(著)
火粉(ひのこ)の例文をもっと
(5作品)
見る
火
常用漢字
小1
部首:⽕
4画
粉
常用漢字
小5
部首:⽶
10画
“火”で始まる語句
火
火鉢
火傷
火照
火箸
火影
火焔
火桶
火光
火酒
“火粉”のふりがなが多い著者
上田敏
岡本綺堂
寺田寅彦
芥川竜之介