“きんばんもの”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
勤番者83.3%
覲番侍16.7%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
深更しんこうよりものしずかで、いずれよからぬ場所へ通う勤番者きんばんもののやからであろう、酔った田舎いなか言葉が声高におもて通りを過ぎて行ったあとは、また寂然ひっそりとした夜気があたりを占めて
丹下左膳:01 乾雲坤竜の巻 (新字新仮名) / 林不忘(著)
心不乱しんふらんこめいでいたおかみさんたちまでが、まえかけで、きながら、ぞろぞろつながっててくる有様ありさまは、流石さすが江戸えど物見高ものみだかいと、勤番者きんばんものたまをひっくりかえさずにはおかなかった。
おせん (新字新仮名) / 邦枝完二(著)
ちょッ! あの服装はなんでえ! 覲番侍きんばんものが吉原の昼火事に駈けつけるんじゃアあるめえし、大概てえげえにしゃアがれッ!……といいてえところだが、待てよ! これだけの薪雑棒まきざっぽうに取り囲まれていけあ
丹下左膳:01 乾雲坤竜の巻 (新字新仮名) / 林不忘(著)