“きようこ”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
鞏固90.0%
狂呼10.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
吾人はトルストイ伯によりて、露国の平民を知るを得つ、彼等が鞏固きようこなる宗教上の観念を涵養かんやうしつゝあるを見て、露西亜の将来に望むところ多からざるを得ず。
トルストイ伯 (新字旧仮名) / 北村透谷(著)
ときにはまた、あのおそるべき打撃だげきのために、かへつ獨立どくりつ意志いし鞏固きようこになつたといふことのために、彼女かのぢよくゐふたゝ假面かめんをかぶつてみづかやすんじようとこゝろみることもあつた。
(旧字旧仮名) / 水野仙子(著)
さては効無かひなおのれいかりして、益す休まず狂呼きようこすれば、彼ののんどは終に破れて、汨然こつぜんとして一涌いちゆう鮮紅せんこう嘔出はきいだせり。
金色夜叉 (新字旧仮名) / 尾崎紅葉(著)