“きゅうかん”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
嗅感20.0%
急患20.0%
旧歓20.0%
球竿20.0%
給諌20.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
同じモグラ同志の間にも嗅感きゅうかんの鋭い土を掘ることの巧みな者もあれば、また嗅感のやや鈍い、土を掘ることのやや拙な者もあろうが、これらが同一の蚯蚓みみずを追うにあたっては
動物の私有財産 (新字新仮名) / 丘浅次郎(著)
わたし今朝けさ急患きゅうかんがあつて往診おうしんかけました。ところがきにもかえりにも、老人ろうじんうちもんが五すんほどひらきかかつていたから、へんなことだとおもつたのです。
金魚は死んでいた (新字新仮名) / 大下宇陀児(著)
しかも、その家へ呼ばれて御馳走ごちそうになったり、二三日間朝から晩まで懇切に連れて歩いて貰ったり、昔日せきじつ紛議ふんぎを忘れて、旧歓きゅうかんを暖める事ができたのは望外ぼうがい仕合しあわせである。
満韓ところどころ (新字新仮名) / 夏目漱石(著)
その男は羊羹色ようかんいろの背広を着て、体操に使う球竿きゅうかんのような細い脚を、鼠の粗い縞のズボンに通している。
(新字新仮名) / 芥川竜之介(著)
同じまちに王と同姓の給諌きゅうかんの職にいる者がいた。王侍御の家とは家の数で十三、四軒隔っていたが、はじめから仲がわるかった。
小翠 (新字新仮名) / 蒲 松齢(著)