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きまえ
ふりがな文庫
“きまえ”の漢字の書き方と例文
語句
割合
気前
100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
気前
(逆引き)
鼻尖
(
はなさき
)
から右の眼にかけ茶褐色の
斑
(
ぶち
)
がある外は真白で、四肢は将来の発育を思わせて伸び/\と、
気前
(
きまえ
)
鷹揚
(
おうよう
)
に、坊ちゃんと云った様な小犬である。
みみずのたはこと
(新字新仮名)
/
徳冨健次郎
、
徳冨蘆花
(著)
「ああ、」とマリちゃんが
言
(
い
)
った。「わたしは、
戸外
(
おもて
)
へ
出
(
で
)
るまでは、
悲
(
かな
)
しかったが、もうすっかり
胸
(
むね
)
が
軽
(
かる
)
くなった! あれは
気前
(
きまえ
)
のいい
鳥
(
とり
)
だわ、わたしに
赤
(
あか
)
い
靴
(
くつ
)
をくれたりして。」
杜松の樹
(新字新仮名)
/
ヤーコプ・ルートヴィッヒ・カール・グリム
、
ヴィルヘルム・カール・グリム
(著)
換言
(
かんげん
)
すれば一方には巨万の
富
(
とみ
)
を積みながらこれに安んじないで、なんなりこれ以上の、富以上の事業をまっとうせんと努力する
気前
(
きまえ
)
と精力は、この国民の大いに買ってやるべき
気象
(
きしょう
)
である。
自警録
(新字新仮名)
/
新渡戸稲造
(著)
おかみは一切稼ぎを
廃
(
よ
)
した。而して時々丸髷に結って小ざっぱりとした
服装
(
なり
)
をして親分と東京に往った。家には肴屋が出入したり、乞食物貰いが来れば
気前
(
きまえ
)
を見せて素手では帰さなかった。
みみずのたはこと
(新字新仮名)
/
徳冨健次郎
、
徳冨蘆花
(著)
「男は気で食え」「
男前
(
おとこまえ
)
よりは
気前
(
きまえ
)
」
自警録
(新字新仮名)
/
新渡戸稲造
(著)
きまえ(気前)の例文をもっと
(3作品)
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“きまえ”の意味
《名詞》
気性。気立て。
金品を惜しまない性格。
(出典:Wiktionary)
検索の候補
きぜん
きま
きまへ
きめえ