“鼻尖”の読み方と例文
読み方割合
はなさき100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
鼻尖はなさきから右の眼にかけ茶褐色のぶちがある外は真白で、四肢は将来の発育を思わせて伸び/\と、気前きまえ鷹揚おうように、坊ちゃんと云った様な小犬である。
みみずのたはこと (新字新仮名) / 徳冨健次郎徳冨蘆花(著)
獅は最大いとおおいなるもの鼻尖はなさきから尾の端まで十フィート六インチなるに虎は十一フィートに達するがある由。
ここらに色鳥の小鳥の空蝉うつせみ鴛鴦おしどり亡骸なきがらと言うのが有ったっけと、酒のいきおい、雪なんざ苦にならねえが、赤い鼻尖はなさきを、頬被ほおかぶりから突出して、へっぴり腰でぐ工合は
唄立山心中一曲 (新字新仮名) / 泉鏡花(著)