“きちのすけ”の漢字の書き方と例文
語句割合
吉之助100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
話は与作が真打しんうちで、町内のもっともらしいのが五六人、番頭の左太松と、倅の甲子太郎と、出入りのとびの頭寅松とらまつと、小僧が二人——吉之助きちのすけ宮次みやじが、大切おおぎりの道具方に廻りました。
八百兩にて請出うけいだよめとなし吉之助きちのすけ勘當かんだうをも免し目出度めでたく夫婦ふうふとして喜八夫婦には横山町よこやまちやう角屋敷かどやしき穀物店こくものみせに三百兩つけあたへ家主平兵衞へいべゑへはみぎ横山町よこやまちやう地面ぢめん間口まぐちけん奧行おくゆき十八けん怙劵こけん種々いろ/\音物いんもつ
大岡政談 (旧字旧仮名) / 作者不詳(著)
彰義隊しょうぎたいが立籠っていることだの、薩長の兵が、有栖川宮様ありすがわのみやさまを征東大総督に奉仰あおぎたてまつり、西郷吉之助きちのすけを大参謀とし、東海道から、江戸へ征込せめこんで来ることだのという、血腥ちなまぐさい事件も、ここ植甚の庭にいれば
甲州鎮撫隊 (新字新仮名) / 国枝史郎(著)