“きぐみ”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
気組57.1%
木組28.6%
材組7.1%
氣組7.1%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
まげ女優巻じょゆうまきでなく、わざとつい通りの束髪そくはつで、薄化粧うすげしょう淡洒あっさりした意気造いきづくり形容しなに合せて、煙草入たばこいれも、好みで持つた気組きぐみ婀娜あだ
伯爵の釵 (新字旧仮名) / 泉鏡花(著)
あらゆる社会の問題はその疑問点をこの首切り刃のまわりに置く。断頭台は一の幻影である。それは一個の木組きぐみではない、一個の機械ではない、木材と鉄と綱とで作られた無生の仕掛けではない。
腰障子の土間の広い、荒っぽい材組きぐみで、柱なんぞも太かったが、簡素な造りで、藤木さんは手拭ゆかたを着て、目白めじろをおとりにして木立に小鳥籠が幾個いくつかかけてあった。
が、按摩あんまよろしう、と縁側えんがはつたのでない。此方こちらからんだので、術者じゆつしや來診らいしん氣組きぐみだから苦情くじやうへぬがおどろいた。
城崎を憶ふ (旧字旧仮名) / 泉鏡花(著)