“がんたい”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
岸岱40.0%
眼帯40.0%
岩堆20.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
其時そのとき目出度めでたいからとふので、客間きやくまとこにはかならとら双幅さうふくけた。これ岸駒がんくぢやない岸岱がんたいだとちゝ宗助そうすけつてかせたことがあるのを、宗助そうすけはいまだに記憶きおくしてゐた。このとらにはすみいてゐた。
(旧字旧仮名) / 夏目漱石(著)
やはり私と同じように左の眼に白い眼帯がんたいをかけ、不快げにまゆをひそめて小さい辞書のペエジをあちこち繰ってしらべて居られる御様子は、たいへんお可哀かわいそうに見えました。
灯籠 (新字新仮名) / 太宰治(著)
昨日鬼押出の岩堆がんたいに登った時に出来た疲労素の中毒であろう。これでは十日計画の浅間登山プランも更に考慮を要する訳である。
浅間山麓より (新字新仮名) / 寺田寅彦(著)