“がくりん”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
學林66.7%
楽綝33.3%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
美登利は何ゆゑとなく懷かしき思ひにて違ひ棚の一輪ざしに入れて淋しく清き姿をめでけるが、聞くともなしに傳へ聞く其明けの日は信如が何がしの學林がくりんに袖の色かへぬべき當日なりしとぞ。
たけくらべ (旧字旧仮名) / 樋口一葉(著)
美登利みどりなにゆゑとなくなつかしきおもひにてちがだなの一りんざしにれてさびしくきよ姿すがたをめでけるが、くともなしにつたそのけの信如しんによなにがしの學林がくりんそでいろかへぬべき當日たうじつなりしとぞ(をわり
たけくらべ (旧字旧仮名) / 樋口一葉(著)
けれど、司馬懿のうしろにはなお楽綝がくりん、張虎の二軍がつづいている。その重厚と、すさまじい戦意に圧されて、たちまち逃げ出した。
三国志:11 五丈原の巻 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
司馬懿しばいはこういって、夏侯覇かこうは、夏侯威に何事か命じ、郭淮かくわい、孫礼、楽綝がくりん、張虎などの諸将へもそれぞれ秘命を授けおわった。
三国志:11 五丈原の巻 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
かくて司馬懿父子は完全に命びろいをした。彼の出会った味方の部隊の中に張虎、楽綝がくりんの二将も救われていた。
三国志:11 五丈原の巻 (新字新仮名) / 吉川英治(著)