“かへりがけ”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
帰途50.0%
歸途50.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
台所で皿でも洗つてゐたらしい女中は、銅鑼の音を聴いて、あたふた玄関へ飛び出して来ると、其処そこには帰途かへりがけの客と主人とが衝立つゝたつて、今鳴つたばかしの鋼鑼の評判をしてゐる。
そのわすがたあぢかされて、ことくが——たび思出おもひだしては、歸途かへりがけに、つい、かされる。——いつもかへとき日暮ひぐれになる。