“かいきょう”のいろいろな漢字の書き方と例文
カタカナ:カイキョウ
語句割合
海峡64.3%
槐橋7.1%
回彊7.1%
契経7.1%
快侠7.1%
懐郷7.1%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
という記事もあって、いよいよ近く英独は、ドーヴァ海峡かいきょうへだてて対戦するであろうことを示唆しさしているものもあった。
英本土上陸戦の前夜 (新字新仮名) / 海野十三(著)
槐橋かいきょう先生といえば、はれもの患者もなおしなすったが、ずいぶん、女遊びや極道ごくどうもやり尽しなすったはず。ここらが年貢ねんぐの納めどきですぜ。
新・水滸伝 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
「とんでもない、ほれあの……槐橋かいきょうのそばの、やぶ医者ですよ。なんでもあしたから二た月ほど、旅に立つとかいって」
新・水滸伝 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
即ち回彊かいきょう部と称し、更に伊犂イリーあるいは新彊しんきょうともいう処があるが、これが韃靼族で、常に天山てんざんを越えて露西亜に入る。かつて支那に対して独立をとなえた事もある。
三たび東方の平和を論ず (新字新仮名) / 大隈重信(著)
それは真理にかない、衆生ひとびと機根せいしつかなう、というところから、「契経かいきょう」などとも訳されていますが、要するに聖人の説いたものが経です。
般若心経講義 (新字新仮名) / 高神覚昇(著)
かれが唯一の助太刀快侠かいきょう蒲生泰軒がもうたいけん先生は、栄三郎に苦しい愛想づかしをして瓦町の家を出たお艶をつれて、あれからいったいどこへ行ったというのだろう?
丹下左膳:01 乾雲坤竜の巻 (新字新仮名) / 林不忘(著)
羅馬ロオマ大本山だいほんざん、リスポアの港、羅面琴ラベイカ巴旦杏はたんきょうの味、「御主おんあるじ、わがアニマ(霊魂)の鏡」の歌——そう云う思い出はいつのまにか、この紅毛こうもう沙門しゃもんの心へ、懐郷かいきょうの悲しみを運んで来た。
神神の微笑 (新字新仮名) / 芥川竜之介(著)