“かいかん”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
怪漢75.0%
快感12.5%
開卷12.5%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
根賀地が横手のドアをいちはやく開いて身体を車外にのり出すと怪漢かいかんなおも二三発、撃ち出した。かまわずスピードを出そうとする運転手に
空中墳墓 (新字新仮名) / 海野十三(著)
ダァヰンの兄弟分ワレース博士は、蛇にのまるゝかわずは苦しい処ではない、一種の温味おんみにうっとりとなって快感かいかんを以て蛇ののどを下るのだ、と云うた。
みみずのたはこと (新字新仮名) / 徳冨健次郎徳冨蘆花(著)
作者さくしやなんゆえにラスコーリニコフが氣鬱病きうつびやうかゝりたるやをかたらず開卷かいかん第一にその下宿住居げしゆくじゆうきよ點出てんしつせり、これらをも原因げんいんある病氣びやうきいひしりぞけたらんには、このしよ妙所みやうしよついにいづれにかそんせんや。
「罪と罰」の殺人罪 (旧字旧仮名) / 北村透谷(著)