“おやこづれ”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
親子連60.0%
母娘連20.0%
母子連20.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
去年きよねん御坊様おばうさま親子連おやこづれ順礼じゆんれい間違まちがへてはいつたといふで、はれ大変たいへんな、乞食こじきたやうなものぢやといふて、人命じんめいかはりはねえ、おツかけてたすけべいと、巡査様おまはりさまが三にんむらもの十二人じふにゝん
高野聖 (新字旧仮名) / 泉鏡花泉鏡太郎(著)
ト同じ燈籠とうろうを手にげて、とき色の長襦袢ながじゅばんの透いて見える、うすものすずしいなりで、母娘連おやこづれ、あなたの祖母おばあさんと二人連で、ここへ来なすったのが、ねえさんだ。
縁結び (新字新仮名) / 泉鏡花(著)
けれども、なぜか、母子連おやこづれで学校へ観に行った、と聞いただけで、お妙さんを観世物みせものにし、またされたようでしゃくに障った。しかし物にはなるまいよ、と主税が落着くと、いいえ、私は心配です。
婦系図 (新字新仮名) / 泉鏡花(著)