“おへ”のいろいろな漢字の書き方と例文

(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。

さぞ御腹（おなか）が御減（おへ）りでしょうと云いますから、何でも善いから早く食わせ給えと請求したんです。すると爺さんがせっかくの御客さまだから蛇飯（へびめし）でも炊（た）いて上げようと云うんです。

吾輩は猫である (新字新仮名) ／夏目漱石(著)

凡（すべ）て労（つかれ）たる者また重（おもき）を負（おへ）る者は我に来れ我なんぢらを息（やす）ません

主のつとめ (新字旧仮名) ／北村透谷(著)

審（つまび）らかに申立よと有りしかば長庵然らば言上（ごんじやう）仕つり候實（じつ）は私し事忠兵衞の妻（つま）富（とみ）と久しく密通（みつつう）致し居候處煩腦（ぼんなう）の犬（いぬ）追（おへ）ども去らず終（つひ）に先月の半頃（なかごろ）忠兵衞に見顯（みあら）はされ面目も無き次第故私しも覺悟を

大岡政談 (旧字旧仮名) ／作者不詳(著)

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