“おたて”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
御建築33.3%
御立33.3%
御膳部33.3%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
「しかし、阿爺さん」と三吉は老人の前に居て、「あの自分で御建築おたてに成った大きな家が、火事で焼けるのを御覧なすった時は——どんな心地こころもちがしましたか」
家:02 (下) (新字新仮名) / 島崎藤村(著)
郵便爲替いうびんかはせにて證書面しようしよめんのとほりおおくり申候へども、りずば上杉うへすぎさまにて御立おたてかへをねがひ、諸事しよじ清潔きれいにして御歸おかへりなさるべく、かねゆへぢをおきなされては金庫きんこばんをいたす我等われらが申わけなく候
ゆく雲 (旧字旧仮名) / 樋口一葉(著)
お納戸役が御膳部おたてへ、朝飯のお風味に出かけていったのち、毒味がすんで、お膳を受け取ってお次の間まで運んでまいります。
丹下左膳:02 こけ猿の巻 (新字新仮名) / 林不忘(著)