“おたち”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
御立66.7%
御出発16.7%
御発足16.7%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
清洲御立おたちの後、風説頻りと行われおり候、御帰国の方途ほうとわけて御細心に、路上の変異くれぐれおん備被遊そなえあそばさるべく候
新書太閤記:02 第二分冊 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
「父さんが明日御出発おたちなさるというのに……何処へ遊びに行ってるんだろうねえ……」
家:02 (下) (新字新仮名) / 島崎藤村(著)
「で、何日いつ御帰でありますか。明朝あした一所に御発足おたちにはなりませんか。此地こつちにさう長く居なければならんと云ふ次第ではないのでせう、そんなら一所にお立ちなすつたらどうであります」
金色夜叉 (新字旧仮名) / 尾崎紅葉(著)