“おくいん”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
奥印66.7%
奧印33.3%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
それは「みみずのたはこと」が出た大正二年から今大正十二年にわたる十年間の私共の消息なり述懐なりで、即ちまた私共がみみずのたはことに捺(つ)く奥印(おくいん)であります。
みみずのたはこと (新字新仮名) / 徳冨健次郎、徳冨蘆花(著)
けれども藩士が出抜(だしぬ)けに公儀(幕府)の調所(しらべしょ)に入門したいと云ても許すものでない、藩士の入門願(ねがい)にはその藩の留守居(るすい)と云うものが願書に奥印(おくいん)をして然(しか)る後(のち)に入門を許すと云う。
福翁自伝:02 福翁自伝 (新字新仮名) / 福沢諭吉(著)
即ち関係地主の過半数は反対であるにも関せず、会社は村長の奥印(おくいん)をもって東京府庁に宛(あ)てゝ墓地新設予定地御臨検願を出して了う。霊場敷地展望台を畑の真中(まんなか)に持て来て建てる。
みみずのたはこと (新字新仮名) / 徳冨健次郎、徳冨蘆花(著)
……眼(め)よ、見(み)よ、これが最後(なごり)ぢゃぞ! 腕(かひな)よ、抱(だ)け、これが最後(なごり)ぢゃ! おゝ、息(いき)の戸(と)の脣(くちびる)よ、人(ひと)の命(いのち)を長永(とこしなへ)に買占(かひし)むる死(し)の證文(しょうもん)に天下(てんが)晴(は)れた接吻(せっぷん)の奧印(おくいん)せよ!……(毒藥の瓶を取り出し)さ、來(こ)い