“調所”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
ずしょ33.3%
しらべしょ33.3%
ずしよ33.3%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
調所ずしょの残しておいた金が、かようの役に立とうとは、不思議なものじゃ。一つ、京へ上って、四五千両せしめて来るか」
南国太平記 (新字新仮名) / 直木三十五(著)
けれども藩士が出抜だしぬけに公儀(幕府)の調所しらべしょに入門したいと云ても許すものでない、藩士の入門ねがいにはその藩の留守居るすいと云うものが願書に奥印おくいんをしてしかのちに入門を許すと云う。
福翁自伝:02 福翁自伝 (新字新仮名) / 福沢諭吉(著)
斉興は、茶坊主笑悦を、調所ずしよ笑左衛門と改名させて登用し、彼の献策によって、黒砂糖の専売、琉球を介しての密貿易みつがいを行って、極度の藩財の疲弊を、あざやかに回復させた。
南国太平記 (新字新仮名) / 直木三十五(著)