“おおえ”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
大枝50.0%
大兄25.0%
大餌25.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
焔々えんえん、馬も人も、そのあえぎに燃えてゆく。大枝おおえの山間をめぐりまた降って、淙々そうそうと聞く渓流のすぐ向うに、松尾山の山腹が壁のように迫って見えたときである。
新書太閤記:07 第七分冊 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
夜はけた。彼女は椎のこずえの上に、むらがった笹葉ささばの上に、そうして、しずかな暗闇に垂れ下った藤蔓ふじづる隙々すきずきに、亡き卑狗ひこ大兄おおえの姿を見た。
日輪 (新字新仮名) / 横光利一(著)
卑弥呼は薄桃色の染衣しめごろもに身を包んで、やがて彼女の良人おっととなるべき卑狗ひこ大兄おおえと向い合いながら、鹿の毛皮の上で管玉くだだまと勾玉とをけていた。
日輪 (新字新仮名) / 横光利一(著)
ゝゝゝ大餌おおえむれるゝゝゝゝ 伴月
俳句の作りよう (新字新仮名) / 高浜虚子(著)