“おうせい”のいろいろな漢字の書き方と例文
カタカナ:オウセイ
語句割合
旺盛93.8%
王生1.6%
王正1.6%
王成1.6%
鶯声1.6%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
心ある人々は誰しも眉をひそめぬものはなかったが、中でも、もともと叛骨精神旺盛おうせいな文覚が、これを見過すようなことはなかった。
しかし銭塘せんとう瞿祐くゆうは勿論、趙生ちょうせいなぞの友人たちも、王生おうせい夫婦をせた舟が、渭塘いとう酒家しゅかを離れた時、彼が少女と交換した、しものような会話を知らなかった。
奇遇 (新字新仮名) / 芥川竜之介(著)
が、王生おうせいはそれを取り上げると、ちょいと顔を暗くしたが、しかし存外平然と、おもむろにこんな話をし出した。
奇遇 (新字新仮名) / 芥川竜之介(著)
一切は奉行名代みょうだいの第一与力よりき王正おうせいという者が係となって処置された。ところがこの王正は毛家の女婿むすめむこにあたる者。
新・水滸伝 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
毛家の女婿むこの与力王正おうせいの首をひッさげて合流して来た。
新・水滸伝 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
王成おうせい平原へいげん世家きゅうかの生れであったが、いたってなまけ者であったから、日に日に零落れいらくして家は僅か数間のあばら屋をあますのみとなり
王成 (新字新仮名) / 蒲 松齢(著)
さすれば、妍々けんけんたる花容も囀々てんてんたる鶯声おうせいも、みな宇宙の大精神の照応にして、仏書にいわゆる
通俗講義 霊魂不滅論 (新字新仮名) / 井上円了(著)