“えいし”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
栄之38.5%
叡旨30.8%
営址7.7%
影子7.7%
衛士7.7%
詠史7.7%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
暗澹あんたんたる燈火の下で、栄之えいしの絵にあるような、淋しい気品のある美人が踊っている。その両袖にしかと抱いているのは人形の首——ではない、乾坤山日本寺けんこんざんにほんじの羅漢様の首。
大菩薩峠:23 他生の巻 (新字新仮名) / 中里介山(著)
このようにして、『新古今集』風体の決定は後鳥羽院の叡旨えいしに出たものであったことが判るのである。
中世の文学伝統 (新字新仮名) / 風巻景次郎(著)
頼山陽の題詩「仲達、武侯の営址えいしる図に題す」に、山陽はこういっている。
三国志:12 篇外余録 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
かんこころ影子えいしなり、ゆめこころ画図がとなり」と、また
自警録 (新字新仮名) / 新渡戸稲造(著)
かるがゆえにわれは今なお牧場、森林、山岳を愛す、緑地の上、窮天の間、耳目じもくの触るる所の者を愛す、これらはみなわが最純なる思想のいかり、わが心わが霊及びわが徳性の乳母うば、導者、衛士えいしたり。
小春 (新字新仮名) / 国木田独歩(著)
頼山陽らいさんようは、その詠史えいしの詩のうちに言って
私本太平記:11 筑紫帖 (新字新仮名) / 吉川英治(著)