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いわた
遠州の織物でもう一つ言い添えるべきだと思われるのは、
磐田郡の
福田で出来る「
刺子織」であります。刺子の仕事を
織で行い、分厚な仕事着地として作られます。
大正十年頃より三四歳の娘(今の天川呉羽嬢、本名
甘木三枝(一九)本籍地静岡県
磐田郡
見付町××××番地)を連れて各地を遍歴したる
後上京し、株式に手を出して忽ち巨万の富を作った。
荒町、みつや、
横手、中のかや、
岩田、
峠などの部落がそれだ。そこの宿はずれでは
狸の
膏薬を売る。名物
栗こわめしの看板を軒に掛けて、往来の客を待つ
御休処もある。