“いわた”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
磐田85.7%
岩田14.3%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
遠州えんしゅうの織物でもう一つ言い添えるべきだと思われるのは、磐田いわた郡の福田ふくでで出来る「刺子織さしこおり」であります。刺子の仕事をおりで行い、分厚な仕事着地として作られます。
手仕事の日本 (新字新仮名) / 柳宗悦(著)
大正十年頃より三四歳の娘(今の天川呉羽嬢、本名甘木あまき三枝(一九)本籍地静岡県磐田いわた見付みつけ町××××番地)を連れて各地を遍歴したるのち上京し、株式に手を出して忽ち巨万の富を作った。
二重心臓 (新字新仮名) / 夢野久作(著)
荒町あらまち、みつや、横手よこて、中のかや、岩田いわたとうげなどの部落がそれだ。そこの宿はずれではたぬき膏薬こうやくを売る。名物くりこわめしの看板を軒に掛けて、往来の客を待つ御休処おやすみどころもある。
夜明け前:01 第一部上 (新字新仮名) / 島崎藤村(著)