“いつぷう”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
一風50.0%
一封50.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
上滝かうたきのお父さんの命名なりと言へば、一風いつぷう変りたる名を好むは遺伝的趣味の一つなるべし。書は中々たくみなり。歌も句も素人しろうと並みに作る。「新内しんない下見したみおろせば燈籠とうろかな」
学校友だち (新字旧仮名) / 芥川竜之介(著)
西洋各國せいようかつこくにあるいろ/\の博物館はくぶつかんうちで、一風いつぷうかはつた特色とくしよくがあつて非常ひじよう面白おもしろかんじたのは、ヨーロッパのスエーデンこくのストックホルムにある民俗博物館みんぞくはくぶつかんであります。
博物館 (旧字旧仮名) / 浜田青陵(著)
うまく行けば結構だが、そくなへば益三千代の迷惑になるばかりだとは代助も承知してゐたので、強ひて左様さうしやうとも主張しかねた。三千代は又立つてつぎから一封いつぷうの書状をつてた。
それから (新字旧仮名) / 夏目漱石(著)