“あみださま”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
阿弥陀様80.0%
阿彌陀樣20.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
わたくしどもはべつ平生へいぜいあつ仏教ぶっきょう信者しんじゃというのでもなかったのでございますが、可愛かわい小供こどもうしなった悲歎ひたんのあまり、阿弥陀様あみださまにおすがりして、あのはや極楽浄土ごくらくじょうどけるようにと
岐阜からわざわざ本願寺参りに京都まで出て来たついでに、夫婦共この病院に這入はいったなり動かないのもいた。その夫婦ものの室のとこには後光ごこうの射した阿弥陀様あみださまの軸がかけてあった。
行人 (新字新仮名) / 夏目漱石(著)
「斯うなるのは、わかりきつて居たんだ、きりやう自慢で、男をおもちやにした女が、無事に年を取つた日にや、世の中が面白過ぎて、阿彌陀樣あみださまの罰が當りさうで」
やがてはどうせ私もう長い事は無いし、いつか一度思ふ存分飮んで見度いと思つてゐたが、矢つ張り阿彌陀樣あみださまのお蔭かして今日旦那に逢つて斯んな難有ありがたいことは無い、毎朝私は御燈明を上げながら
山寺 (旧字旧仮名) / 若山牧水(著)