“あぶらさし”の漢字の書き方と例文
語句割合
油差100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
あぶられたッて。そんなら、行燈あんどんのわきに、油差あぶらさし火口ほくちがおいてあるから、はやくつけてくんねえ」
おせん (新字新仮名) / 邦枝完二(著)
さぐてた油差あぶらさしを、雨戸あまど隙間すきまからかすかにひかりたよりに、油皿あぶらざらのそばまでってったまつろうは、中指なかゆびさきつめたい真鍮しんちゅうくち加減かげんしながら、とッとッとと
おせん (新字新仮名) / 邦枝完二(著)