“あこが”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
憧70.0%
憧憬22.8%
憬6.7%
惝0.6%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
つく/″\と小池は、田舍(ゐなか)の小ひさな町に住みながら東京風の生活に憧(あこが)れて、無駄な物入りに苦んでゐるらしい母子(おやこ)の樣子(やうす)を考へた。
東光院 (旧字旧仮名) / 上司小剣(著)
都会の空気に憧憬(あこが)れる彼女等はスマートな都会青年の代表のように復一に魅着の眼を向けた。それは極めて実感的な刺戟を彼に与えた。
金魚撩乱 (新字新仮名) / 岡本かの子(著)
陰鬱(いんうつ)な気候風土や戦乱の下(もと)に悩んだ民族が明るい幸(さち)ある世界に憬(あこが)れる意識である。レモンの花咲く国に憧(あこが)れるのは単にミニョンの思郷の情のみではない。
「いき」の構造 (新字新仮名) / 九鬼周造(著)
海もそのうちには沖のように一面に青あおとなるかも知れない。が、将来に惝(あこが)れるよりもむしろ現在に安住しよう。
少年 (新字新仮名) / 芥川竜之介(著)