“あくるひ”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
翌日93.8%
明日4.7%
次日0.8%
翌朝0.8%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
しかし、このうち六人はその翌日あくるひ、紀州方面へ逃げて行くところを、紀州勢の見廻りに出会って山の中でつかまってしまいました。
大菩薩峠:05 龍神の巻 (新字新仮名) / 中里介山(著)
明日あくるひになると、母様の眼を忍んで小銀が裏庭へ出て見ると、枝折戸しおりどの処から、点々ぽっちりずつ、あの昨夜ゆうべの胡麻がこぼれ出して、細い、暗い、背戸山の坂道へかかっているのを、拾い拾い、ずッとずッと
照葉狂言 (新字新仮名) / 泉鏡花(著)
こをあやしと思ふに、次日あくるひ、藍氏といへるが遊覧のついで、園中の白牡丹をいたく愛で根ごしにして去にき。
『聊斎志異』より (新字旧仮名) / 蒲原有明(著)
翌朝あくるひになると三太夫、婦人おんなを呼附け、言葉も容子ようすあらたまりて、「ひまを遣る。」とやぶから棒。
貧民倶楽部 (新字新仮名) / 泉鏡花(著)