“あうくわ”の漢字の書き方と例文
語句割合
桜花100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
春雲しゆんうんつきめて、よるほの白く、桜花あうくわたんとして無からむとす。かはづの声いと静かなり。
花月の夜 (新字旧仮名) / 徳冨蘆花(著)
着飾きかざつた若い花見の男女をせていきほひよく走る車のあひだをば、おとよせた老車夫はかぢりながらよた/\歩いて橋を渡るやいな桜花あうくわにぎはひをよそに、ぐとなかがうまがつて業平橋なりひらばしへ出ると
すみだ川 (新字旧仮名) / 永井荷風(著)