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『朝のヨット』
ふりがな文庫
『
朝のヨット
(
あさのヨット
)
』
曙の色がほのかに東の空を染めて、間もなくその日の最初の太陽の光が、はるかな海面を錫箔のように輝かせた。洋上はまだ薄暗く、空と海の境もはっきりしなかったが、とにかく、海には朝が来ていた。 鴎が一羽、そのヨットの上空で、ゆるやかに翼を上下してい …
著者
山川方夫
ジャンル
文学 > 日本文学 > 小説 物語
初出
「美術手帖」1963(昭和38)年7月号
文字種別
新字新仮名
読書目安時間
約4分(500文字/分)
朗読目安時間
約6分(300文字/分)
作品に特徴的な語句
舷
(
げん
)
翔
(
と
)
飛沫
(
ひまつ
)
声
(
ごえ
)
眉
(
まゆ
)
鴎
(
かもめ
)
飛翔
(
ひしょう
)
頬
(
ほお
)
錫箔
(
すずはく
)
虹
(
にじ
)
舫綱
(
もやい
)
臆病
(
おくびょう
)
群青
(
ぐんじょう
)
繁吹
(
しぶき
)
糠雨
(
ぬかあめ
)
何故
(
なぜ
)
疵口
(
きずぐち
)
濡
(
ぬ
)
湧
(
わ
)
曙
(
あけぼの
)
愛撫
(
あいぶ
)
想
(
おも
)
幾艘
(
いくそう
)
嘘
(
うそ
)
喉
(
のど
)
啼
(
な
)
叩
(
たた
)
凪
(
な
)