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『蜜柑山散策』
ふりがな文庫
『
蜜柑山散策
(
みかんやまさんさく
)
』
蜜柑山でも見に行かうかと、日向ぼつこから私が立つと、夕暮君も、それはよからうと続いて立ち上つた。竹林の昼餐をやつと済ますと、私たちは裏の別荘の丘に席を移して、山と海との大観をそれまでほしいままに楽しんでゐたのである。いい冬晴の午後三時過ぎ、 …
著者
北原白秋
ジャンル
文学 > 日本文学 > 評論 エッセイ 随筆
文字種別
新字旧仮名
読書目安時間
約9分(500文字/分)
朗読目安時間
約14分(300文字/分)
作品に特徴的な語句
婢
(
ねえ
)
閑
(
しず
)
上
(
あが
)
帰
(
けえ
)
銭
(
あし
)
毮
(
も
)
灯
(
あかり
)
蕾
(
つぼ
)
繞
(
めぐ
)
鰤
(
ぶり
)
顫
(
ふる
)
通草
(
あけび
)
蹤
(
つ
)
誂
(
あつら
)
言訣
(
いいわけ
)
藷
(
いも
)
薊
(
あざみ
)
蓆
(
むしろ
)
竜胆
(
りんどう
)
櫨
(
はぜ
)
櫟
(
くぬぎ
)
檀
(
まゆみ
)
木槿
(
むくげ
)
岨
(
そば
)
地辷
(
じすべ
)
乍
(
なが
)