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『神楽坂』
ふりがな文庫
『
神楽坂
(
かぐらざか
)
』
夕飯をすませておいて、馬淵の爺さんは家を出た。いつもの用ありげなせかせかした足どりが通寺町の露路をぬけ出て神楽坂通りへかかる頃には大部のろくなっている。どうやらここいらへんまでくれば寛いだ気分が出てきて、これが家を出る時からの妙に気づまりな …
著者
矢田津世子
ジャンル
文学 > 日本文学 > 小説 物語
初出
「人民文庫」1936(昭和11)年3月号
文字種別
新字新仮名
読書目安時間
約40分(500文字/分)
朗読目安時間
約1時間6分(300文字/分)
作品に特徴的な語句
幣
(
さつ
)
髪
(
あたま
)
湯
(
ぶ
)
下
(
しも
)
金庫
(
かなぐら
)
解
(
げ
)
愛
(
いと
)
木履
(
ぽっくり
)
金
(
きん
)
診察
(
みたて
)
膚
(
はだえ
)
篩
(
ふる
)
流行
(
はやり
)
斑点
(
しみ
)
塵芥
(
ごみ
)
兄
(
あに
)
所為
(
せい
)
怖気
(
おじけ
)
渡仙
(
わたせん
)
年齢
(
とし
)
甘
(
うま
)
窘
(
たしな
)
笧
(
しがらみ
)
守
(
も
)
娘
(
こ
)
土器
(
かわらけ
)
嗇
(
しわ
)
劬
(
いたわ
)
階下
(
した
)