『魔法探し（まほうさがし）』

むかし、ペルシャに大変えらい学者がいました。天地の間に何一つ知らないことはないというほど、あらゆる学問をきわめつくした人で、国王や人民達から非常に尊敬されていました。 ところがある日、高い塔の上から濠の中に落ちて死んだ人を見て、彼はこう考え …

著者	豊島与志雄
ジャンル	文学 > 日本文学 > 小説 物語
文字種別	新字新仮名
読書目安時間	約8分（500文字/分）
朗読目安時間	約12分（300文字/分）

作品に特徴的な語句

魚（うお） 間（あいだ） 後（のち） 真裸（まっぱだか） 驢馬（ろば） 面（おもて） 隙（すき） 身体（からだ） 覚（さと） 薄絹（うすぎぬ） 茸（きのこ） 苔（こけ） 縁（ふち） 綺麗（きれい） 細（ほそ） 住居（すまい） 痩（や） 濠（ほり） 木影（こかげ） 晴々（はればれ） 方々（ほうぼう） 拝（おが） 廻（まわ） 尊（とうと） 堆（うずたか） 叢（くさむら） 利（き）