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『かちかち山』
ふりがな文庫
『
かちかち山
(
かちかちやま
)
』
童話時代のうす明りの中に、一人の老人と一頭の兎とは、舌切雀のかすかな羽音を聞きながら、しづかに老人の妻の死をなげいてゐる。とほくに懶い響を立ててゐるのは、鬼ヶ島へ通ふ夢の海の、永久にくづれる事のない波であらう。 老人の妻の屍骸を埋めた土の上 …
著者
芥川竜之介
ジャンル
文学 > 日本文学 > 小説 物語
文字種別
新字旧仮名
読書目安時間
約3分(500文字/分)
朗読目安時間
約4分(300文字/分)
作品に特徴的な語句
除
(
おもむろ
)
漸
(
やうやく
)
蹲
(
うづくま
)
赤魚
(
あかめ
)
細
(
こまか
)
兎
(
うさぎ
)
頷
(
うなづ
)
金
(
きん
)
通
(
かよ
)
貝殻
(
かひがら
)
象嵌
(
ざうがん
)
徐
(
おもむろ
)
二艘
(
にさう
)
漕
(
こ
)
燈火
(
ともしび
)
狸
(
たぬき
)
獣
(
けもの
)
漂
(
ただよ
)
扶
(
たす
)
懶
(
ものう
)
屍骸
(
しがい
)
妬
(
ねた
)
命
(
いのち
)
吐息
(
といき
)
題名が同じ作品
かちかち山
(新字新仮名)
/
楠山正雄
(著)