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『心の王者』
ふりがな文庫
『
心の王者
(
こころのおうじゃ
)
』
先日、三田の、小さい学生さんが二人、私の家に参りました。私は生憎加減が悪くて寝ていたのですが、ちょっとで済む御話でしたら、と断って床から抜け出し、どてらの上に羽織を羽織って、面会いたしました。お二人とも、なかなかに行儀がよろしく、しかもさっ …
著者
太宰治
ジャンル
文学 > 日本文学 > 評論 エッセイ 随筆
初出
「三田新聞 第四百二十八号」1940(昭和15)年1月25日
文字種別
新字新仮名
読書目安時間
約5分(500文字/分)
朗読目安時間
約8分(300文字/分)
作品に特徴的な語句
此
(
こ
)
暫
(
しば
)
忽
(
たちま
)
駈引
(
かけひき
)
陶然
(
とうぜん
)
遥
(
はる
)
逢引
(
あいびき
)
総
(
すべ
)
生憎
(
あいにく
)
漁
(
あさ
)
此頃
(
このごろ
)
杙
(
くい
)
於
(
おい
)
憧
(
あこが
)
怨
(
うら
)
三田
(
みた
)
布団
(
ふとん
)
巷
(
ちまた
)
尚更
(
なおさら
)
嘯
(
うそぶ
)
呉
(
く
)
分捕
(
ぶんど
)
凡
(
およ
)
其処
(
そこ
)
公達
(
きんだち
)
俺
(
おれ
)
以
(
もっ
)
与
(
あずか
)
不憫
(
ふびん
)