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騎都尉
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きとい
ふりがな文庫
“
騎都尉
(
きとい
)” の例文
つとに祖父の風ありといわれた
騎射
(
きしゃ
)
の名手で、数年前から
騎都尉
(
きとい
)
として西辺の
酒泉
(
しゅせん
)
・
張掖
(
ちょうえき
)
に
在
(
あ
)
って
射
(
しゃ
)
を教え兵を練っていたのである。
李陵
(新字新仮名)
/
中島敦
(著)
自分は、前将軍を領し、弟の
董旻
(
とうびん
)
を、左将軍に任じ、呂布を
騎都尉
(
きとい
)
中郎将の
都亭侯
(
とていこう
)
に封じた。
三国志:02 桃園の巻
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
先方がこの
胡服
(
こふく
)
の大官を
前
(
さき
)
の
騎都尉
(
きとい
)
李少卿
(
りしょうけい
)
と認めるまでにはなおしばらくの時間が必要であった。
李陵
(新字新仮名)
/
中島敦
(著)
すると、
騎都尉
(
きとい
)
の
楊奉
(
ようほう
)
が
三国志:04 草莽の巻
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
漢
(
かん
)
の
武帝
(
ぶてい
)
の
天漢
(
てんかん
)
二年秋九月、
騎都尉
(
きとい
)
・
李陵
(
りりょう
)
は歩卒五千を率い、
辺塞遮虜鄣
(
へんさいしゃりょしょう
)
を発して北へ向かった。
阿爾泰
(
アルタイ
)
山脈の東南端が
戈壁沙漠
(
ゴビさばく
)
に没せんとする辺の
磽确
(
こうかく
)
たる丘陵地帯を縫って北行すること三十日。
李陵
(新字新仮名)
/
中島敦
(著)
▼ もっと見る
「
騎都尉
(
きとい
)
の李粛か」
三国志:03 群星の巻
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
“騎都尉”の解説
騎都尉(きとい)は、中国の前漢以降にあった官職である。
前漢においては、光禄勲(郎中令)に属し、秩禄は比二千石であった。宣帝の時から、羽林を中郎将と騎都尉に監督させるようにした。西域都護を兼任することがあった。
後漢でも光禄勲に属し、秩禄は比二千石であった。
それ以降も存続したが、晋においては奉車都尉、駙馬都尉と並んで三都尉と呼ばれて宗室や外戚に与えられ、朝廷の集まりに参加するだけの官となっていた。
唐では勲官の一つとなり、実態は無くなっていた。
(出典:Wikipedia)
騎
常用漢字
中学
部首:⾺
18画
都
常用漢字
小3
部首:⾢
11画
尉
常用漢字
中学
部首:⼨
11画
“騎”で始まる語句
騎
騎士
騎虎
騎馬
騎兵
騎手
騎射
騎西
騎馬武者
騎乗